Scatch 3 が公開されました!

Scatch 3 が公開されました!

みなさん、プログラミングを楽しんでいますか?

子供向けのプログラミング環境としてとても人気のある Scratch(すくらっち)。

今回はこの Scratch の最新版である Scratch 3 がリリースされて使えるようになったのでカンタンに紹介したいと思います。

その前にこれまでの Scratch のおさらい

Scratch はこれまでいくつかのバージョンがありました。

  • Scratch 1.4: 1系の最後のバージョン
  • Scratch 2.0 Web
  • Scratch 2.0 オフラインエディター

Scratch 1.4 というのは 1系の最後のバージョンです。

今回 Scratch 3 の登場によりさらにバージョンが増えましたね。

Scratch 1.4

Scratch 1.4 は下の OS で使うことができるアプリケーションとして配布されています。

  • Windows 2000 以上
  • Mac OS X 10.4 又はそれ以上
  • Ubuntu Linux 9.04 又はそれ以上

通常、新しいバージョンのアプリケーションが登場した時には古いバージョンのものは非公開になることが多いのですが Scratch 1.4 は他のバージョンに比べるとちょっと変わった機能を持っていました。それは Scratch 1.4 をインストールしたパソコンと他の機器をつなげた時にそのセンサーの値を取ってきたり、モーターを動かしたりすることができました。

Scratch 1.4 はアプリケーションとして配布されているため、パソコンへのインストールが必要です。一方で一度インストールしてしまえばインターネットへの接続は必要ありません。

自分で作った作品は自分のパソコンに保存します。友達に見せる時はこの作品(*.sb というファイル名のついたプロジェクト)を SD カードや USB、メール等で送って開いてもらう必要があります。

Scratch 2.0 Web

Scratch 2.0 Web 版は 2019年1月2日まで https://scratch.mit.edu/ で公開されていた Web アプリケーションでした。ここで Scratch を使うには Adobe Flash Player が必要でブラウザにインストールされていない場合、前もってインストールしておく必要があります。

ただ、Scratch 3 に移行してからは利用できなくなっています。

インターネット環境は必要ですが、プロジェクトの保存先がインターネット(クラウド)になるため、プロジェクトの管理もカンタンで友達との共有もボタン一つでできます。自分のパソコンへのダウンロードも可能で、この場合、Scratch 1.4 とは異なる *.sb2 というファイル名になります。

Scratch 2.0 Web 版でも Scratch 2.0 Web 版を開いているパソコンに USB や Bluetooth 等で繋いでいる他の機器のセンサーを使ったり、モータを動かしたりすることもできますが一部の機器に限られます。

なお、この Adobe Flash Player は元々ブラウザで動かした時に処理が重く、モバイルで表示した時にバッテリーを多く消費するという問題があったため、現在は HTML5 や JavaScript といった技術に置き換わりつつあります。Scratch 3 も JavaScript ですね。

Scratch 2.0 オフラインエディター版

Scratch 2.0 オフラインエディター版はインターネット接続無しに Scratch 2.0 をパソコンで動かすものです。Web の画面がそのままパソコンで動くようなものですね。Adobe AIR という Adobe Flash Player をパソコンでもそのまま動かす技術を使っています。

この他の機能・制約についてもほとんど Scratch 2.0 Web 版と同じになります。

プロジェクトの互換性

Scratch 1.4 のプロジェクトは Scratch 2.0 で読み込むことはできますが逆はできません。

Scratch 2.0 のプロジェクトも Scratch 3 で読み込むことはできますが逆はできません。

Scratch 3

Scratch 3 は HTML5 特に JavaScript を使った新しい Scratch です。

ブロックも Google Blockly を使ったものに置き換えられており見た目も一新されました。

Scratch 3 により Scratch 2.0 Web 版は置き換えられましたが、Scratch 1.4 と Scratch 2.0 オフラインエディターはダウンロードして自分のパソコン上では利用可能です。

Scratch 3 が接続可能な機器も Scratch 2.0 Web 版と同じように micro:bit、LEGO MINDSTORMS EV3、LEGO WeDo 2.0 等があります。

Scratch 3 でできること

ここまでで Scratch 3 に至る経緯を説明してきましたが、今度は Scratch 3 に焦点を当てて機能面等を見てみましょう。

機能の追加

Scratch 3 自体はもともとたくさんの機能がありました。

ここでは Scratch 2 から新しく追加されている機能を取り上げます。

この内容は https://ja.scratch-wiki.info/wiki/Scratch_3.0 で紹介されているものを抜粋したものです。

  • iOSやAndroidでのエディターのサポート。ただし、スマートフォンでは閲覧のみできる予定。
  • プライト・音・背景の追加
  • サウンドエディターの新しいエフェクト
  • 文字列を扱うための新しいブロック
  • micro:bitのサポート
  • 翻訳拡張機能
  • ペイントエディターで、最前面/最背面に移動する機能
  • 新しいフォント(ピクセル、朝鮮語、日本語、中国語)
  • LEGO マインドストーム EV3拡張機能
  • コスチューム名の取得を含んだ、コスチューム番号ブロックの多機能化
  • レイヤーの操作ブロックのオプション
  • リストの改名
  • iPad用オフラインエディター

Scratch のサイト

https://scratch.mit.edu/ の Scratch サイトは自動的に Scratch 2.0 のエディターから Scratch 3 のエディターに置き換わりました。

もちろん、Scratch 2.0 で作ったプロジェクトはそのまま Scratch 3 でも使えますし今後を含めて無料で利用可能です。

今後の追加しない見込みになった機能

https://scratch.mit.edu/discuss/topic/4789/?page=1#post-26545 より次の機能が今後も含めて実装されないようです。

  • クラウド変数経由のチャット
  • プライベートメッセージ
  • Scratch の「中を見る」を見せないようにする
  • プロジェクトのレートや Dislike(よくない)
  • 他の人のプロジェクトに書いた自分のコメントの削除
  • 3D化
  • メッセージのブロードキャスト
  • ゲームバッチや達成
  • ユーザ名の変更
  • オフトピック
  • 13才以上のバージョン
  • デジタル通貨
  • ちょっとの変更だけのリミックスの禁止
  • スクラッチャーランク付け
  • ライブ編集
  • Five Nights at Freddy’s ベースのプロジェクトの制限の撤廃

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